「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本 【読書感想文】
大台突入して幾久しく、いよいよ体の中も外も無理きかなくなってきました。
なんか帰国後加齢が加速している気がするのは、緊張感が不足しているからかしら。。。
某要約動画にて、概要だけ確認していた本書を改めてきちんと読んでみましたの備忘です。
「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本
気づいてほしい、の目線から
この本の著者さんはアルコール医療総合センターのセンター長さんです。
もちろん「禁酒すべき」理由や、飲酒による悪影響へのエビデンス等、
しっかりと理論を説明した上で、
「アルコールを常飲する事の危険性に気づいてほしい」
「アル中で苦しむ患者さんを少しでも減らしたい」
という目線で書かれていることが、その他禁酒ハウツー本と違う点なのかなーと個人的に思いました。
治療の中で感じるむなしさや悲しさ、
アル中予備軍がいかにも言いそうな言訳や、あるあるな状況。。。
予防する事の大事さを知ってる人の視点から書かれているからこそ、説得力がある。
。。。そうなんです、危険性を見てみぬふりして
「心のお薬」とか
「コミュニケーションの潤滑剤」とか言ってる人が
ちょっとでも。
ほんとちょっとでも
「お酒やめようかな。。。」って思ったときに。
「自ら」そう思ったその時こそ、この本開いてほしいって事なんだと思います。
自分もそうなんですけど、「お酒の有用性」を信じてる人に、その危険性ばかり説いても聞く耳持たんのですよ。。。
- お酒は百薬の長じゃありません
- 合法麻薬です
- 無礼講とかいみふ
ちなみにこちらの本を開く前に、すでに1か月以上禁酒してて、現在も継続中なのですが、以下をメリットとして実感しています。
- 朝辛くない
- 痩せた
- 口内炎できづらくなった
晩酌のおつまみ何にしたらヘルシーとか、そんなん考えてるより晩酌その物をやめたら、その分すぐ痩せますよー。
現在2ヶ月経過。
禁煙、禁酒の個人的な体験談については、またこのブログのどこかでまとめられたらなあと思います。
こんな人におススメ
その気はあるけど宙ぶらりんな方へ。
禁酒しようかなーって宙ぶらりんな人も、
禁酒挑戦はしてみたけど、なんとなく続かなくて宙ぶらりんな人も
宙ぶらりんな理由って、意志力とかじゃなくて「迷い」にあるんじゃないかなあ。
「え、で結局お酒ってどうなの?」
「いいとも悪いとも聞くし、みんな色々言うけどやっぱ付き合いはあるし」
「もちろん健康は気にはなるけども。。。」
みたいな。
ああ、だからこそこのタイトルなのか。。。
迷いがなくなれば、禁酒ってそんなに大変な事でもない気がします。
「誰それが言ったから」じゃなくて自分の意思で始める事、
そして始めてしまったら、「挑戦している自分」を褒めて褒めて褒めまくる!
まずはかるーい気持ちで本開いてみて下さい。
出版社 :青春出版社
著者:垣渕洋一(東京アルコール医療総合センター・センター長/成増厚生病院副院長)