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知識ゼロからの西洋絵画入門【美のお勉強】

ものすごく興味がある、とかでは実はない、
けれど一般常識としてでも、ざっくり学んでおきたい事の一つが「美術史」でした。

興味のある絵を1枚から、でももちろんいいんですが
それだとなかなか全体像が見えづらい。。。(興味強くなければ尚の事)

という事で、本日の読書感想文、お題はこちら。

 

知識ゼロからの西洋絵画入門

知識ゼロからの西洋絵画入門

知識ゼロからの西洋絵画入門

 


 

構成がほんとわかりやすいです。
西洋美術史をざっくりと分割、そしてそれぞれの名画には画家さんの履歴書付き。
巻末の年表は画家名、所属の派閥や時代背景なども併記されていて
時系列としてイメージしやすくなっています。


まずだって。。。
いきなり何派だどうだって言われても、その「派」自体が何したかったのとかわかんないですよね。。。


先日「熊谷守一つけち記念館」の記事で、wikiから丸写しで
「日本の美術史においてフォービズムの画家と位置づけられている」とか転記してるんですけど、
だからそもそも「フォービズム」って何っていう。。。

 

で、更に「フォービズム」で調べてみると


「20世紀初頭の絵画運動の名称。ルネサンス以降の伝統である写実主義とは決別し、目に映る色彩ではなく、心が感じる色彩を表現した。」

ってもっとわからんわー!

 

そんなど素人に、いきなり何派の影響受けて誰それがどーたらでって説明されても
「理屈はいいんだよ、美しければ。」
とかいって。。。ふりだしに戻ってしまうのよ。。。

 



しかし歴史から順番に、ざっくりとでも追っていくと
ちょっと見えてくるんですよね。
ああ、こういう流行があったんだな、だからここにつながるんだな的な。


「美しければ」というのは「楽しみ方」の一つであって
イコール「美術」ではないのですね。


で、「審美眼」というのは学んだ上に成り立つ「教養」であって
イコール「個人のセンス」ではないのです。

 

こんな人におススメ


西洋美術史ざっくりと追ってみたい方へ


概念からさっぱりって方も、好きな絵のプロフィールだけ見たい方へも
さりげない五郎節で楽しく鑑賞できると思います。


ちなみに氏は最近Youtubeでも美術鑑賞チャンネルを開設されてますね。
文字より更に俗っぽい(?)切り口と、語り口が面白くて毎回楽しみにしています。

 


 

ここからよだん

でも美術好きな方に一個だけ、お願いできるとしたら。。。
「女性のヌードは芸術だからバンバン出してOK」っていうのなんとかならんかな。。。

それを目にする人が全て、あなた方の言う所の「芸術」に理解がある訳ではないんだがな。。。

芸術だからOKで、それわかんない奴はAIも含めバカっていうのはちょっと乱暴な気がします。

 

どこかで捨てられた、全裸の少女像にお洋服着せて田んぼに飾ってるお母さんをテレビで見ました。
「だってすごくきれいだけど、はだかんぼじゃさすがにかわいそうでしょ?」
こういう感覚だって大事にしてほしいなあ。。。

 

ちなみに街に意味不明のはだかんぼが、こんなにいっぱいあるのは日本ぐらいだそうです。
戦時の軍国主義丸出しのモニュメントに代わって、「平和の象徴」として裸婦像が増えたとか言ってますが


ちょっと。。。おかしくないですかそれ。。。

 

鳩飾っとけ鳩!

 

失礼しました。

独り言なのでお捨て置きください。。。