ムーンライト【映画感想文】
本日もamazon prime、見放題ウォッチリストからのチョイスは
「ムーンライト」でございます。
問題はそれだけじゃない
個人的にLGBTQについて、社会・宗教背景の異なるコミュニティそれぞれの問題を
同列、同様に語るのは少し難しいんじゃないかな、と感じております。
こうした海外のマイノリティの問題と、日本的な右に倣え気質からくる問題は、根本的に質が異なるように思うからなんですが。。。
それについてはまた機会を持って記事を上げさせていただくとして
美しい映像と、主人公のガラスのハートをはらはらしながら見守るも
夢のようなハッピーエンドにはちと遠く。。。
それでもこういった関係と機会が得られた事は、一時的にでもきっと幸せなんだろうな。
現実はこうした場面の繰り返しなのかもしれません。
茶色い人が黒い人を「ニガ」ってからかうのを
黄色い人から見たらどっちもどっちやんって思うんですが
自分もよその国で「ニーハオ」とか「あんにょーん」とか言われると
もにょるってのと一緒なのかしら。
(もちろんからかわれている訳ではないですが。。。)
貧困、薬物、人種差別、性的少数派である事への葛藤。
理解者の死、それらを乗り越える為に主人公は
金歯?
環境も、性嗜好も簡単には変えられない、生まれる場所は選べない。
100%じゃなくても、つかめる幸せにしがみつくしかないのは
私たちも一緒なのかもしれません。
こんな人におススメ
日本にはない「差別」に、少し目を向けてみたい方へ
すいません、グリーンブック同様こういう言い方しかできないボキャ貧。
ちょっと生きづらい主人公の成長と半生を通して、何かしらの気づきを得られるかも。
監督 バリー・ジェンキンス
出演 トレヴァンテ・ローズ, アンドレ・ホランド, アシュトン・サンダース